AKA療法
AKA療法とは?
慢性的な首・肩のコリ・腰の痛み・肢関節の膝の痛み・下肢にかけての坐骨神経痛の原因の多くは背骨と骨盤の関節である。
仙腸関節(せんちょうかんせつ)の動きの障害によって起こるといわれております。
仙腸関節は解剖学的には正常で1mm~3mm程動きます。
引っ掛かりが生じて、この動きが小さくなると膝や肢関節や腰、肩のいろいろな場所に関節の関節包内運動(関節の遊で回施、回転、滑り)に障害が起きて周囲の筋肉にハリ、痛みを生じる事が医学的に証明されてます。
AKA療法は仙腸関節や首(頸椎)肩などの痛みの出ている場所に関節の動きをあたえる事により関節包内運動を正常化させて痛みをとる療法です。
AKAで判明した「仙腸関節」の持つ重要性
初めて「仙腸関節」を対象とした治療を行うことに関しては、通常の西洋医学を学んできた者にとっては、大変勇気のいることだったと思います。 それは、「仙腸関節」が解剖学上「不動の関節」ということになっているからです。
解剖学の間違った思い込みを正すところか出発するわけですからこれは大変な勇気が 要ります。しかし、過ちに気づいた時からそれは確信に変わり、臨床を積み重ねることで自信に代わっていったことは想像のつくところです。
そして、「仙腸関節」の治療を行うことで解ってきた重要な発見が幾つか出てきたのです。
- 関節包内では0.5~2ミリ程は動いている関節だということ。
- 一度関節面からずれてロックしてしまうと、まず元の状態に戻ることが期待できないこと。
- 「仙腸関節」が機能異常を起こすことは決して稀に起こることではなく、生きている人の殆どに大なり小なり存在し10代の頃から存在することも決して珍しくないこと。
- 「仙腸関節」の機能異常は、ほっておくといずれはその人の生まれつき構造上弱いところや過去に怪我をしたところ、痛めたところなど遠く離れたところにまで「関連痛」を引き起こすこと。
- 腰痛の原因の80%以上が「仙腸関節」の機能異常が関与していること。(ギックリ腰の本当の原因がまさに仙腸関節の機能異常が急性で起きた状態であること)
- 従来から椎間板ヘルニアと診断をされていたものの殆どが、「仙腸関節」の機能異常であり、「仙腸関節炎」をともなうものを誤診していた可能性が高いこと。
- 真性の椎間板ヘルニアで手術が必要なのは3~4%であること。
- 真性の椎間板ヘルニアで手術しても、体にメスを入れることでより「仙腸関節」が機能異常を起こしやすくなること。
- 「仙腸関節」内に起きる炎症が一時的な「単純性」のものと自律神経の乱れと関連をした「特殊」なものとがあること。
- 「仙腸関節」から発する異常は単に物理的用件だけではなく、内科的、精神的なものが複合した症状があり、総合的な医療体制で治療に当たらなくては本当に治癒に導くことが出来ないケースがあること。そして、近年「ストレス社会」と言われる今日そういったケースが頓に増加しつつあること。